派遣社員の情報をすべてシステム化することにより、時間短縮でき、登録者の情報を容易に取り出せるようになった。
業務の5割が人材派遣業で、現在クライアントが約80社、派遣社員も同じく120~130人ほど在籍している。業務の残り5割を占めているのが業務請負業、人材育成、Pマーク(プライバシーマーク)コンサル業。業務請負業とは、簡単に言うと派遣業と違い、派遣元に指示命令系統がある業務である。Pマークコンサル業では、これまで数社を請け負い、100%Pマークを取らせることが出来たという実績あり。
ここ数年どんどん淘汰されてきている人材派遣業の世界で、2007年の設立時から活躍されている、株式会社JOBBANK代表取締役の仲西ますみ様に、salesforceを導入するに至った経緯と活用法について伺った。
もくじ
1・導入するにあたっての経緯
2・salesforceを導入した理由
3・導入後の効果
4・今後の展望
5・導入検討中の企業様へ(アドバイス)
6・導入中のサービス
1.導入するにあたっての経緯
業務効率化のためのシステム導入
以前から派遣業のためのパッケージを探しており、実は他のパッケージを使うことを決めていた。
そのパッケージは派遣業用に作られているシステムだが、いらない項目もたくさんあり導入に困っていた。ちょうどその頃に、友人からクラウドの話を聞き、当社代表の寺田を紹介された。そこで、salesforceについて話を聞き、99.9%決めていたパッケージでなく、salesforceを導入することに気持ちが変わった。
2.セールスフォースを導入した理由
カスタマイズ性
パッケージソフトのメリット、デメリットについて説明を聞き、salesforceとの比較、クラウドについて知るにつれ、パッケージソフトではいらない機能や必要な機能の選別ができなかったがsalesforceで自社向けにカスタマイズできストレスのない操作性に惹かれ導入に至った。
地域性
また、検討していたパッケージソフトは県外企業のもので、電話やメールでやりとりできるが、直接話を聞くことができず細かい調整や具体的な使用方法が不安だった時、当社代表の寺田が親身になって話をしてくれ、サポート体制もしっかりしているということで導入を決めた。
3.導入の効果
業務の効率化
派遣業が伸びてきて、面倒だったのが、給与ソフト、会計ソフトで明細を出すことだった。
導入以前は100名程の派遣社員の一人一人からタイムカードをFAX等で受け取り、それを手作業で計算・入力し、明細も一枚ずつ出力するしかなかった。その中で、記入ミスや記載ミス等があり、確認作業にとても手間がかかっていた。
しかし現在は、派遣社員の給与計算、給与明細の出力もsalesforceで行っているので、手作業の業務がその分削減できた。
マッチングの時間短縮
以前はマッチングはアナログで、履歴書を見て、面接官の記憶に頼るしかなかった。しかし、かなりの数の派遣社員を記憶し覚えておくことは難しく、履歴書や職務経歴書に記載していても記載漏れやそれを探す手間がとても大変だった。
そういった派遣社員の情報をsalesforceに登録しておくことで、マッチングがスムーズになり、マッチング用のスキルシートの作成もスムーズにできるようになった。それが時間短縮につながり作業効率がかなり上がってきた。
過去履歴の活用
実際システム化していないときは、過去に登録していた派遣社員が埋もれてしまっている可能性があった。人材コーディネータの記憶に頼ることが多く、最近の登録者は覚えているが、過去に登録した派遣社員は覚えていないという現象が起きていた。
salesforceで派遣社員のデータをシステムで管理していれば、以前登録した派遣社員の掘り起こしが出来、このような埋もれるという現象が解消できるようになった。
4.今後の展開
現在、派遣社員の雇用契約書、派遣先への請求書、派遣先へ提出するスキルシートについてもsalesforceにて開発中。
それが可能になれば、かなりの業務削減になる。
また、今後の要望としては、請負業、Pマークの請求書もsalesforceで手入力でできればと考えている。
これからは、派遣業だけでなく、業務請負業、Pマークコンサル業の比重も大きくしていきたい。
5.導入検討中の企業様へ
中小企業や零細企業では、マッチング作業や給与手続き等をアナログでされている会社もまだまだあるかと思いますが、そういった会社、特に派遣会社様にはお勧めです。
ぜひ、うち(JOBBANK様)をモデルとして皆さまも利用されることをお勧めします。
6.導入中のサービス
会社名 | 株式会社JOB BANK |
---|---|
事業内容 | 事業内容 |
従業員数 | 従業員数 |
関連する導入事例を見る
関連アイテムはまだありません。